母は私にとても親身になろうとしてくれたが、甘ったれの私は母からの支援を尽く台無しにして、時折母は狂ったように怒る。父は怒り狂う母を見て私に「お前のせいで母がおかしくなった。やめてよ」と言った。
心を病んでから風呂に入れない。必要な用事があっても外出ができない。部屋の片付けができない。高校を中退してから、外との繋がりは片手でも指が余る人数の友人のみ。外に出ても私を知るものは誰もおらず、常に家にいる私は風呂にもろくに入らずに汚い部屋で周りに負の感情を撒き散らす醜い何かになった。とてもまともな人間ではない。
家にいて、飼い猫と一緒にいると癒されるし、両親もとても良くしてくれている。けれど飼い猫は私を親猫にしかしてくれないし、両親は私を子供にしかできない。大人になるのも、人間性を与えてくれる外とのコミュニティの獲得も、結局は私自身の努力でしか叶わない。
私は気まぐれに努力をした。積極的に家事をこなしてみたり、母が手配し父が治療費を払ってくれた精神科に通ってみたり、運動も兼ねて外出をしてみたり。けれどもそれは精神的に不安定な時期の訪れとともに「やりたくない」の一言でぷつりと途切れ、何度かそれを繰り返しても当然ながら一向に成果はでない。
うんち
不安定になっても通院だけは続けよう。 通信制の高校に入りなおして、自信を付けよう。 まだ舵は切りなおせる。
たのしそ