いい話が好きだ。頑張っている人に伴走し、応援するのも。
優しい話だけに触れられるよう
注意深く世界を作ってきた。
はっきり言えば人生がどうでもよくなったのだ。
もう疲れた。
なにもかも投げ出したい。
そんな思いにずっと捕われている。
特定の思い当たる理由はない。仕事のストレスはいつものことだ。
体調不良かもしれない。
加齢かもしれない。
無い物ねだりのわがままなのかもしれない。
ここで仇となったのが、今まで築き上げてきた
同じく、朗らかで思いやりが深い
家族にも数少ない友人にも言えない。
元気なときでさえ、避けたい人だ。
雨の日買い物に出たとき、ホームレスの人がよろよろ歩いているのを見かけた。濡れるのもお構いなし、先を急ぐでもなく、のろのろと歩いていた。
行くあても守るものもなく、どうでもよくなっている、
あれは今の私だ。
でもそれを言えるところもないので、
思いついてここに書いた。