興味深く読ませてもらいました。
女嫌いで女好きという彼の難しい内面、もし一般人だったら、寂しさ故に妥協して、流れるプールのごとく、連れ合いを持っていたのかもしれません。それが人として男として満たされるかどうかはわからないけれど、男性ならば、お金さえ稼げばあとは奥さんに子育てなり家庭なりを任せておけますよね。ただ、現実の女性は、小説や漫画、アニメのごとく、温かい家庭を無条件に与えてくれるかといえば、そうではないです。個体差もあるし、パートナーの態度によっては、女神にもなり悪鬼羅刹にもなりうるのですよ。女性も生身の人間だということ、そのことに落胆するのではなく、ある意味諦め、ある意味辛抱強く、ココマデ相手にしてもらえたら上出来という、感謝という達観が、大事なのだと、矢部氏はいいたかったかもしれないです。