ってのは理屈でのみ分かっていたけれど、そこまで実感はできていなかった気がする。
これは弱者に我慢を強いながらちょっとずつその我慢をしなくて良いように改善していく、というやり方で社会が作られてきたからだ。
弱者でない者が我慢のすべき部分が緩やかに増えていったり、一方に我慢を押し付けない仕組みになるよう変更が加えられてきたりと、弱者でない側が「我慢を強いられている!」と殊更に思わないような配慮がされてきた。
しかし今回の新型コロナウィルスの流行は「取り敢えず弱者には我慢をしてもらっておく」ではすまない事もあって、弱者でない側が急にハードな我慢を強いられる世界へと一変したのだ。
外出の自粛が要請されるようになり、大規模イベントが中止になり、テレビドラマなど撮影中断などが報じられるようになって初めて、タイトルの件が実体験として理解できる様になった気がする。
子供だなあ