2020-03-09

コロナとともに生きる

 もちろん、新型コロナウィルス感染拡大が完全に止まるのが一番なのだが、インフルエンザみたいに社会に定着してしまったら、どうなるかを考える。

 おそらくは社会の総意として、大騒ぎするのをやめる。コロナのせいで1年に数千人が亡くなったとしても、それこそインフルエンザ2019年だと9月までに3000人が亡くなっている)や、交通事故2019年は3215人が亡くなった)、自殺(去年は2万人を割った)のような社会における不可避のリスクとして受け入れられるようになっていくのではないだろうか。

 毎年、コロナウィルスのせいで数千人規模の死者が出たとしても、来年も再来年も同じような状況を続けさせるなら、おそらく社会がもたない。各種イベントの中止や学校教育の後退、何よりも景気の大幅な失速による倒産失業の拡大によって、病気を原因とするよりも多くの人が命を落とすことになりかねない。失業率と自殺者数との相関係数ものすごく高いことはよく知られている。

 だからきっと、メディア政府も騒がなくなる。基本的メディアは飽きっぽいし、さすがに新ネタも無くなっていくだろうからコロナ報道もそのうち減っていく。毎年、数千人のオーダーで人が死んでも、それは大きな問題ではなくなる。

 そうして私たちはきっと、コロナウィルス問題を見て見ぬふりをするようになる。

 いや、もとから目に見えないんだけどね。ウィルスだけに。

  • つまんね。

  • 遅かれ早かれ、落ち着く先は受容された社会だと私も思うわ。このテンションを維持するのは難しく、飽きるというか疲れてしまうだろう。 できれば、特効薬かそれに準じる(副作用の...

    • SARSやMARSが今どうなってるか(ウィルスがなくなったわけではない)しっかりしらべておけばいいよ 一度に全員がかからなければいいし、そうならないために今おさえこめた...

記事への反応(ブックマークコメント)

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