それ以降、命日の前日は毎年必ず父親が死んだ日からの出来事の夢を見る。
もう10年以上経っているのにそこそこ鮮明で、リアルで、頭にこびりついてしまっているんだなぁって悲しくなる。
死んだ当日よりも後日の遺品整理が私にはトラウマで、父親の手帳の1ページに母親の名前とごめんな。と書かれていたのを見つけるシーンを夢で見ると動悸が酷くなって苦しくて起きる。
毎年そこで起きる。
父親は私のことなんてどうでもよかった、という事実が未だに受け入れられない。いい年した大人なのにみっともない。
父親が大好きだったが故にショックを受けすぎて、高校生くらいの時はまだズルッズルに引きずっていてよく死のうとした。
でも飛び降りる直前とか、ロープに首を掛ける直前とか、自殺を実行する直前になると全部一気に思い出してしまって死ねなかった。
父親が死んだあとの苦しさとか寂しさとか、私以外の家族の苦しんでる様とかをすべて思い出してしまう
そこに残ってしまった人がどうなるかを知っているせいなんだと思うけど、死にたいときに死ねないのは最早呪いだ
いつになったら忘れられるんだろうか。
世の中にはどうしようもない問題ってのはあるわけで それは過去のトラウマだったり、来るべき死であったりするわけだけど それから逃げようと足掻いても意味ないんだよね 逃げるっ...