2019-11-17

死ぬ

私の父親は私が小学生の頃、自宅で首をつって死んだ。

それ以降、命日の前日は毎年必ず父親が死んだ日から出来事の夢を見る。

もう10年以上経っているのにそこそこ鮮明で、リアルで、頭にこびりついてしまっているんだなぁって悲しくなる。

できることなら忘れてしまいたい。

死んだ当日よりも後日の遺品整理が私にはトラウマで、父親手帳の1ページに母親名前とごめんな。と書かれていたのを見つけるシーンを夢で見ると動悸が酷くなって苦しくて起きる。

毎年そこで起きる。

父親は私のことなんてどうでもよかった、という事実が未だに受け入れられない。いい年した大人なのにみっともない。

父親が大好きだったが故にショックを受けすぎて、高校生くらいの時はまだズルッズルに引きずっていてよく死のうとした。

でも飛び降りる直前とか、ロープに首を掛ける直前とか、自殺を実行する直前になると全部一気に思い出してしまって死ねなかった。

父親が死んだあとの苦しさとか寂しさとか、私以外の家族の苦しんでる様とかをすべて思い出してしま

そこに残ってしまった人がどうなるかを知っているせいなんだと思うけど、死にたいとき死ねないのは最早呪い

今年ももうそろそろ命日だが、またあの夢を見るんだろうか。

いつになったら忘れられるんだろうか。

  • 世の中にはどうしようもない問題ってのはあるわけで それは過去のトラウマだったり、来るべき死であったりするわけだけど それから逃げようと足掻いても意味ないんだよね 逃げるっ...

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