会ってはもらえるけど何もさせてもらえないし
いつも男として否定されてた。
服のセンスも悪いし口も悪いし顔も悪いし
会社員としても一生平の見本みたいな男だった。
でも私は好きだった。
残業しまくってボロボロになりながら言う彼に、私はこう言った。
いじめ相手に仲間にいれて欲しい、認められたいってやつじゃないの。
あなたは魅力的だよ。
あなたが良いって言う人とつきあって、
少しして彼は私と付き合ってくれた。
彼女の周りの人は、キモイのが言い寄ってこなくなって良かったね、といい
私のことを物好きで趣味が悪い、とるならもっといい男が良いのにと笑った。
みるみるたのもしくなって、かっこよくなった。
そのうち馬鹿にしていた人たちは羨ましがるようになった。
自信を持ったら彼はとても素敵になる、って。