2019-06-14

ずっと憧れていた。

はいつも友人たちに囲まれて、飲み歩いたりイベント開いたりしていた。

たまたま機会が重なり、彼と同行するメンバーとして名を連ねられるようになったときは胸が震えた。

それ以上は距離を詰められなかったのだけど。


彼は自分から恋愛話をする人ではなかった。

結構いい年になって、なんとなく、結婚とかしないの、と問うと、

いい人がいたらね、なんて答えていた。


あるとき女友達から、誰かいい人紹介してとの依頼があった。

彼女はいい人だったので、最大限のいい人を紹介したかった。

これを口実に、いつもと違った話題を振る機会だと、彼に提案してみた。

断られるかな、と思っていたらまさかOK

普段と異なる状況で彼と時間を過ごせると、喜び勇んで準備した。


紹介した彼と彼女はいい感じに。

つの間にとんとん拍子に関係を深め結婚を決めてしまった。

彼の人生に僅かながら関われたという、誇りを胸にこれからも生きていける。

これからもずっと幸せに過ごしてほしい。

嬉しい。悲しい。大好き。

ももう、二人では逢えないよね。

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