正確に言うと、「とにかく見ろ!」みたいな論調のオススメが嫌だ。
オススメした側にそんな気がないとしても「俺がオススメするんだから面白いだろ?」という意識を感じてしまう。
面白い俺という人間を構成する作品だぞ、つまらないお前にそれを教えてやってるんだ、と。
オススメされた作品を見たら感想を言わなきゃいけないような気がするし、
たとえ作品が自分に合わなかったとしてもマイナスな感想は言いづらい。
そもそもオススメされた時点でハードルが上がるから期待以上の喜びを得づらい構造になってしまう。
「言い訳ばかりして勧められた作品をいつまでも見ない奴はダメ、出来る奴は即消化してる」みたいな論もあるけど、
新しい作品を見るには時間もかかるし、腰を上げる精神的コストもかかる。