ガンダムOO西暦2309年ごろ、ジンクスとともに運用することが想定されたティエレン。
当時は、擬似太陽炉の解析、量産、改良の行き先が不透明だった。
そのため先の対ソレスタルビーイング戦で辛うじて損傷が少なかったジンクスに搭載されていた擬似太陽炉は、大変貴重なものだった。
しかし、その貴重さと天秤にかけてもなお、国連軍としてジンクスを運用せざるを得ない状況は多々あった。
仰々しい説明を重ねてしまったが、要するに機体より先にパイロットが動けなくなったケースや、突発的なトラブルにより動けなくなったケースなどで、すぐにそこへ向かい太陽炉を回収するのが目的のモビルスーツである。
そのため、特に装備などはなく、モビルスーツでなくワークローダー、それどころかオートマトンでも同様の運用は可能であろうと想定される。
それでも、この素体にティエレンが使われたのは、国連軍として三大勢力がまとまったからこその人革連への忖度があったと目されている。
その性質上戦闘行為を行うことは殆どなく、またジンクスIIやIIIの量産以後は、ペルゲ・ティエレンとの同時運用がされることは無くなっていく。