私自身のセクシャリティは二次元のみを愛する方。それ故に、時には政治的戦略として、時にはマイノリティとしてのルサンチマンを晴らすために、三次元を愛するセクシャリティを攻撃してしまうことがよくある。でもその度に笹井一個さんの言葉を思い出す。「二次元も三次元も両方好きな人はどうすればいいの?」と。
一世代前の同性愛コミュニティでは両性愛者が迫害を受けた、みたいな、そういう現象が今ここで起きている。私もそこに加担している。
いやでもさ、結局三次元こそが本命で、二次元は「代替物」「劣化版」「いつか卒業するもの」程度にしか認識していない人と分かり合える気がしないじゃん!?
という言い訳。
「二次元も三次元も、平等に両方好き」って人、きっとたくさんいるよね。
それでも私は、この戦略がまだ手放せない。色んな人の心を踏みにじって生きている。
でも本当に言いたいことはそうじゃないんだよ。ただ平等であって欲しいだけ。