チケットを「そのチケットの何倍もの価値を引き出せる秘密鍵の所有者」に販売することで、転売を防ぐというアイディア。
・1000円のチケットを販売すると、チケットは購入者が持つ「1万円以上が入ったビットコイン・アドレス」に結び付けられる。
・この1万円は特に問題が起きなければ常に購入者の所持しているものであり、デポジットのように一時的に販売者に渡す必要はない。
・チケット購入者は、チケットを利用する際にこのビットコイン・アドレスの秘密鍵を使って送金トランザクションを作成することでチケットを持っていることを証明する。
・その瞬間にビットコイン・アドレスに入っている金額が1万円未満になった場合、そのチケットは無効と判断される。
・これは単に秘密鍵を持っていることの証明なので、その送金トランザクションは実際に処理される必要はなく即座に破棄していい。
1つ目の防止効果は、1000円のチケットを譲渡するときに1万円が引き出せる権利とセットでないとそれを譲渡できなくなるというもの。転売屋はチケットを売った後に客が1万円を持ち逃げするリスクを負う。
2つ目の防止効果は、転売屋から購入したチケットは転売屋がいつでも無効化できるチケットだというもの。転売屋はいつでも1万円を引き出せる秘密鍵を所持しているため、客は購入したチケットが無効になるリスクを負う。
3つ目の防止効果は、1000円のチケットを100枚購入するためには、100万円の価値を持っている必要があるという点。単純に買い占めがしづらくなる。
デポジットと違いあるか?