そんな私はずっと「男が好きだ」という事実を隠して生きてきた。
2018年に入り、LGBTが注目視されることが多くなってきた。
各地では、様々なゲイパレードを取り上げるニュースや、LGBTの認知拡大など多くのことに取り組んできた。
だが、私はそんなことを望んではいないのだ。
別に日本中に、世界中に「LGBTを認めろ」なんて微塵も思ってないのだ。
既に多くの人が今回の様々な活動により、LGBTについて知ることが出来ただろう。
それで充分だ。少なくとも私にとっては、これ以上は求めていないのだ。
何故LGBTの人々は、「法整備しろ」「差別を止めろ」などというのか、まったくもっておこがましいとは思わないのか。
今までそうやって糾弾された世界で、生きてきたのではないのか。その中で、個々の輝きを発揮してきたのではないのか。