した。
あの日ずっと笑っていた目はただまっすぐに前をみるだけだった
彼女が僕の目をただまっすぐみながら「同棲、やめよっか」と言った
僕はどうして!と一瞬パニックになりながら顔を切り替えてうん。ごめんねと言った
立ち上がってお湯を止めにいった
最近知った曲だ。バラバラの音とリズムがたくさんの波を作っている
光の届かない深海にも、鯨の歌が聞こえるのだろうか
この部屋から君がいなくなった後、君がいる日々の中にいるような錯覚を覚えるとき
幸せに笑えるだろうか。寂しくて泣くだろうか
風呂から上がると恋人はセミダブルの布団の片側にバスローブを着てこちらを見ずに横になっていた
電気を消して恋人の横に横になって息を吸って、やっぱりうるさくなっちゃうけど髪乾かして寝ようと、恋人のドライヤーを手に取りながらごめんねと言ってドライヤーをオンにした
明日はどんな日になるだろう
僕は笑い合いたいよ