2018-06-18

恋人喧嘩をした

した。

仕事を終えて帰ってきた恋人の顔をみていた

あの日ずっと笑っていた目はただまっすぐに前をみるだけだった

僕は風呂の支度をして彼女のいる部屋に帰っていった

彼女が僕の目をただまっすぐみながら「同棲、やめよっか」と言った

僕はどうして!と一瞬パニックになりながら顔を切り替えてうん。ごめんねと言った

冷蔵庫に貼り付けてあるタイマーが鳴った

立ち上がってお湯を止めにいった

彼女が入浴している最多、音楽を聴いていた

最近知った曲だ。バラバラの音とリズムがたくさんの波を作っている

光の届かない深海にも、鯨の歌が聞こえるのだろうか

音のない宇宙にも、太陽の光は届くのだろうか

この部屋から君がいなくなった後、君がいる日々の中にいるような錯覚を覚えるとき

幸せに笑えるだろうか。寂しくて泣くだろうか

風呂から上がると恋人はセミダブルの布団の片側にバスローブを着てこちらを見ずに横になっていた

電気を消して恋人の横に横になって息を吸って、やっぱりうるさくなっちゃうけど髪乾かして寝ようと、恋人ドライヤーを手に取りながらごめんねと言ってドライヤーをオンにした

恋人はずっとその姿勢のまま眠り続けている

明日はどんな日になるだろう

僕は笑い合いたいよ

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