ペット不可の物件で一人暮らしをしていると、毛むくじゃらのかわいい犬猫小動物が恋しくなる。
夏になりもうしばらく活躍する機会は訪れないであろうモコモコしたルームウェアを撫でても「これは違う!」と頭が否定をする。
かといって付き合っている男の毛むくじゃらの脚やワキを撫でても「これはこれでいいけど違う、ワンワンとかクゥーンとかニャーンとか鳴かないし、だいいち被毛のようになめらかじゃない、しかもすこし縮れている」と途方もない気持ちになる。
じゃあ猫カフェなどのサービスを利用すればいいと思うだろう、だけれども私はあのサービスを利用しようと思うと自分が「へへへ姉ちゃんいいだろ」とホステスの体を触るスケベオヤジのようになるのでは?と危惧する。「それはまずい。あとでボーイに摘まみ出される」と反射的に思ってしまう。(猫カフェは金銭の授受をしてそういう猫との合法的なふれあいを目的とする場であり、そんなわけはないのだが)