2018-06-09

ハンロンの剃刀 - ヘイト基準を下げ過ぎるとヘイト解決は遠のく -

「明秀」という名前を「秀明」と間違えて本に記載された!

これは人種的偏見に基づく嫌がらせだ!

という主張を見かけた。

かに人の名前を間違えるのは失礼なことだし、出版物だったら編集校閲はきちんと仕事しろクレームを言っていいことだと思う。

だが、人種的偏見に基づく嫌らがせと言いきってしまっていいのだろうか?

これが、「太郎」を「郎太」と間違えていたら、「ろうた」で変換されないし、嫌がらせ可能性も出てくる。

しかし「明秀(あきひで)」も「秀明(ひであき)」も日本人名前として普通にある名前で、デフォルトで変換される。

ミスとしては十分ありうるだろう。

ハンロンの剃刀無能で十分説明されることに悪意を見出すな」と考えるのが妥当だと思う。

しろ、単なる無能にまでヘイトレッテルを張ってしまっては、ヘイトの重みが軽くなってしまう。

それは本当にヘイトで苦しんでいる人たちの問題解決を遠ざけてしまうだろう。

もう一度言おう「無能で十分説明されることに悪意を見出すな」。

ところで上のパラグラフの中に一か所、文字を入れ替えたところがあるけど気付いただろうか?

もし気づかなかったら、あなたも「ヘイトを行っている!」と糾弾されてしまミスを犯してしまうかもしれない。

そんな世の中は嫌だ。



追記

日経ったので、文字を入れ替えたところの解答。

だが、人種的偏見に基づく嫌 ら が せと言いきってしまっていいのだろうか?

  • ソース貼りマンです https://twitter.com/han_org/status/1002169839887073280

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