2016年はヒドかった。母親代わりだった祖母を皮切りに、親友、口約束だが婚約していた恋人、挙句の果てには唯一の肉親だった親父が死んだ。
でもそれが転機になって、恵まれた職場に転職することができた。友人関係も充実していた。というのも、昔から悲しい時にはがむしゃらに動いて忘れようとする人間だからだ。
特に仲のいい後輩がいて、新しい趣味を教えてくれ、いい気分転換になった。
新しい仕事に就いて迎えた2017年は、反動のような停滞の年だった。仲の良かった後輩が留学。仕事が忙しく友人関係も停滞。出会いもなし。よく遊んでいる友人グループとなんとなく険悪なまま年の瀬を迎えてしまった。仕事が忙しかった記憶しかない。望んだ仕事だから別に悪いことではないのだが。