2017-09-01

Aを批判している人間はBも批判しなくちゃおかしいのロジック

ある根拠でAを批判しているのにどうして同じ根拠でBを批判しないのか、という糾弾に対して、「すべてを批判することはできない」「時間が限られている」「労力が限られている」という反論がある。

これは正しいように思える。しかし、糾弾意図は組んでいない。もちろん、糾弾される側が意図を汲んであげる必要はないけど。

糾弾している側の意図としては、「その根拠でAを批判しているなら、Bも批判することになる。しかし、あなたたちはBまで批判しなくていいと思っているんじゃないか私たちはそう思う。もしあなたと私がその感覚を共有できるなら、Aを批判するその根拠は、根拠として足りないんじゃないか」みたいなことが言いたいのではないかと思う。

もっと攻撃的にするならこうだ。

「お前の根拠を使うと、これも攻撃できる。お前がそれを攻撃しなければならないとは言わないが、俺が攻撃する。その攻撃を止めたいなら、お前は自分が使っている根拠を間違っていると言え」

ただ、インターネットでこういう議論をするのは不毛だ。

そもそも自分の主張に反する文章など、誰も読みたくないのだから大学先生方が論文でやりあうときならともかく。

  • 実際はAを攻撃したいだけなのに 攻撃力が高いからという理由だけでAとB両方が対象になるロジックを使用する人間が多すぎるんだよ だから自衛のためにBも攻撃できるのにしないのはAを...

  • そもそも自分の主張に反する文章など、誰も読みたくないのだから。 身も蓋もないとはいえ結局これが全てだと思う。 "自分の主張に反する文章"を受け入れて議論を深めていける人は...

  • 「作品Aを批判するなら作品Bも」というその論を出した時点では「いや、君は作品Aと作品Bが同じみたいに言っているけど、AとBは違うよ」という反論がなされ、その論議が進ん...

  • そこで「Aを攻撃する理由が主張通りのものであり、それだけである」のなら、そもそも同じ理由をもつBを攻撃しない理由がないでしょ。リソース問題があったとしても、BではなくAを選...

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