しかし世の中の障害者は車椅子利用者だけではない。外出の際に人の手を借りなければいけない障害の種類は山ほどあるはず。
そのすべてを設備や訓練で各会社に対応しろというのは不可能と言っていいと思う。
それなのになぜ車椅子利用者の人権ばかり叫ばれるのか。それはつまり数ある障害者の中で車椅子利用者が優遇されていると言えるのではないか。
今回問題になったのが車椅子利用者だというのもあるだろうが、それよりも車椅子利用者が多いからだと思う。
街中で見かけることもあれば、身内や友達にいるかもしれない。自分が歳をとれば使うことになるからかもしれない。
だからと言って数の多い車椅子利用者を優遇するのは、他の障害者にとって数の暴力ではないのか。健常者より数の少ない車椅子利用者が受けてきた数の暴力でないのか。
車椅子利用者以外の障害者も車椅子利用者と同じように公共交通機関を使えるようになるべきという視点で議論するべきではないのか。
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