2017-06-27

恋人が「おまんこ屋さん」だった

彼は無口で、私から喋りかけると返してくれるけど、自分から喋りかけてくれることは滅多になかった。

大切だと思うことはちゃんと伝えてくれるし、その大切だと思うことの価値観合致していたから、私はすごく好きだった。

そんなんだから、ある金曜日の夜に彼の家にお泊まりしにいったときも、ほとんど会話がなかった。

「こんばんは、きたよー」「おかえり」「うどんとそばどっちがいい?」「そば」「七味いる?」「いらない」ぐらいだったと思う。

その日はどうしても、会社の外で書かないといけない書類があって、ご飯を食べてお風呂に入った後、その仕事をしていた。

私たちの間では、金曜の夜にお風呂出た後はイチャイチャするのが恒例だったけれど、彼がお風呂を出た後も、私は書き物をしていた。

正直、そこまで大した書類じゃないし、三十分ぐらいで書き終えられる想定だったから、彼がお風呂を出て少し待ってくれていれば、いつもの時間になるはずだった。

ただ、彼の中では、その少し時間がもどかしかったらしく、私の背中をツンツンと指でつついてきた。

私は彼の方を振り返りもせず「あと十分だけ待ってて、あとここ埋めるだけだから」と言った。

そうしたら、また背中をつつかれた。

若干イラだって振り返ると、彼が股をおっぴろげて「おまんこ屋さんです、気持ちいですよ」と言った。

もうムラムラして大興奮して私も即ボッキの臨戦態勢に入り、書類ボールペンもほったらかして、ガンガンはめてやった。

おまんこ屋さん最高ですわ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん