私の父は結婚したくない人だったのに、世間体やもろもろに負けて結婚した。
その相手が地雷で、娘の自分が泣きながら「母親と別れて欲しい」と泣いて頼んだこともしばしば。
結婚で人は成長するとかなんとか言いたいことはわかる。
しかし全員が成長したいわけではないのだよ。
成長したくない人間は溝を埋めるという発想はないし、手っ取り早く相手の根元を切り崩して溝を少なくしようとする。
男女を問わず、全人格を否定されてまで耐える意味はあるんだろうか。
死に際に一番会いたくない人。そんな人に人生のほとんどを費やした父の人生は何だったんだ。
当然父にも悪い所はある。優しさは時に仇になるということを知らなかった。ただ弱いだけだったのかも知れないけど。
人を傷付けてはいけない。かといって他人の為に無条件に自分を傷付けてはいけないんだぜ。
私は死ぬ時に「この人と結婚できて幸せだった」と思える人と結婚したい。
この人といる時の自分が一番好きだと思える人。そんな自分を好きだと言ってくれる人。
簡単なようだけど難しいんだよな。