社会人の男の人って休日に会うと変な服着てたりすることあるじゃないですか。雰囲気と服のイメージが違うというか。
チェックのネルシャツかなーみたいな雰囲気の人(いいと思う)が、変な形だったり柄だったり、スカル入ってたりロゴがでかすぎたりする服とか、尖ったブーツ履いてたり。
おしゃれ上級者じゃないとナチュラルに着こなせないよねぇ、っていう服。
それでどこの服かなーと思って聞いてみたら、数万単位のお値段がするブランドだったりするんですよね。
その場は、へー、おしゃれだね。とか言って終わらすんだけど、明らかに服が浮いてて似合ってない。素材がよくてーとか言っても似合ってない。
似合ってないのだ。
服選びに慣れてないとしても、なんでわざわざおしゃれ上級者な服買っちゃうんだろう。しかも高い。
なんでこうなっちゃうのかな、というのが長年の謎だった。
悲しそうに、「わからないから高いの買っちゃうんだよ」と言われて、はっとした。服選びがわからないから(ブランドものなら大丈夫だろうと思って)買っちゃうんだよ、ってこと。
なるほど!
目から鱗でした。
ブランドにも無難なものはあると思うけど、多分なれてないと安いブランドと違いがわからないんだと思う。だからぱっと見分かりやすい奇抜な服を手に取っちゃうんじゃないかな、と今は考えている。
おしゃれになろうとする気持ちもあって出資もしてるのにうまくいかないなんて。悲劇だなぁと思った。
そんな彼のワードローブからはブランドのMで数年前に買ったというシルクの変な柄シャツ(襟がでかい、胸元開きすぎ)が出てきました。何万かしたらしいけど一回も着てないらしい。店員さんに勧められて買ったみたいだけど…店員さん…うーん。
「わからないから高いの買っちゃうんだよ」 そういう人もいるけど、ある程度のレベルに達すると、ファッションが「人に見せるため」じゃなくて、「自分の個性を表現するため」に...