2017-02-20

ひらがな

ひらがなはふにゃふにゃとしていて変な文字である

「わ」と「ね」は形は似ているが、読みに共通点はない。ややこしい。

五十音順最初文字「あ」は、ひらがなの中でも最も書くのが難しいものひとつだと思っている。下半身バランスが難しい。線が交わる箇所が3箇所あるが、この交点が重なってしまうと下手に見えてしまう。常に他の線がどこへ走っていくかを考えて書き進めなければならないのだ。これが一番最初に登場するのだから日本語学習者は大変だ。

それに比べるとアルファベットはどの文字シンプルだ。「A」の堂々とした佇まいを見よ。

そんな「あ」も、いろは順では36番目であるいろは順で名誉ある第一位を戴いているのは「い」であるしかしこちらも最初ひらがなと言うほどの風格は感じさせない。これがカタカナの「イ」になると多少威厳が出てくるのは、テレビ最初に映るというお役目を果たしたためかもしれない。

ひらがなバランスの悪さを感じるのは「を」であるカタカナの「ヲ」も、なんとなく異質な感じを受ける。これは文字自体の形・バランスから純粋にそういう印象を受けるのか、それとも助詞としてしか使われない「を」という言葉特殊性から来るのか、よくわからない。

お気に入りひらがなを挙げるとしたら「ゆ」かもしれない。上下左右に振り回されるアクロバティックさと、丸みを帯びたかわいらしさが同居しておりポイントが高い。

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