私のパートナーはほとんど生理的といっていいほど卓球という競技が苦手で、
私がいくら松本大洋の「ピンポン」を勧めても決して視聴しようとしない。
例えば、どうしてもあの高圧的な表紙が苦手で、
ただ、ひるがえって我が身をかえりみても、そうした「知的食わず嫌い」経験は多々あったように思う。
・数学の教科書を開いてみつけた「∫」の記号の不気味さに恐怖し、理系への進学をあきらめた。
・「☗7六歩」みたいな記号を見るたびに疲労感を覚え、将棋を覚えるのをやめた(のちに克服)。
・いわゆる「萌え絵」がどうしてもかわいいと思えず、さまざまな視覚コンテンツに触れる機会を失った(少女漫画もしかり)。
一口食べてしまったら、そうした苦手意識はきっと消えてしまうのだけれど、
なかなか克服できないものだよなあ。
共産主義が嫌いで資本論読まなかったり、宗教アレルギーで聖書読まないみたいなやつ