みじめに無惨に破壊されたい。
腕とか脚とかの装甲をぼろぼろ剥がされて、胴体に大穴開けられて、熱線で基盤を焼ききられて、壊されたい。
それも、同格の機体なんかじゃなくて、雑魚のトループなどにやられるのがいい。
とてつもなく強いロボットになって、最大戦闘力では歯牙にもかけていないくらいの対象たちに、ポンコツのように空き缶を捻りつぶされるようにずたずたにされるのがいい。群れで狩られるとすばらしい。意思なき沼のようなトラップにはまって強制的に酸化されて朽ち果てるのもいい。
砲撃を受けて揺れるうちに、少しずつ損壊していって、ついに直立不能になるのも愉しい。倒れてから煙を上げて動こうとするけれど、ついに横転することすら叶わない芋虫となるのもかぐわしい。
他方、一瞬で頸部や腹部を両断されてしまうのも無力さが響く。
戦闘不能となった状態で、群がられてパーツを剥奪されるのもぞわぞわする。取られた部品を売られたりすると最高。あ、素材は基本無機物で。
こちらが正義や信念のために動く側にあると、なおよい。
その場合、相手は悪の側に属しているのならば、美学もない勢力が旨い。ワインにチーズを合わせるように。
善の側に属しているのならば、こちらの位置より社会的に上側であり、大人の事情で処分する(例:実は敵側との裏取引をしていて、こちらの方に見抜かれた結果、人間もロボットも処分することにした)というケースも不条理感や汚さ感、憤激ポイントがあっていける。これはペッパー付きのビーフジャーキー。
目下悩んでいるのは、そのまま破壊されて屑となって終わるのか、復活して相手を掃討して終わるのかというところ。
どっちもおいしい。