■罪の背負い方

罪の背負い方

聞いてほしい。

俺は自分勝手、自分本位な生き方をした。

結果、家族や彼女、友人など、

俺を信頼してくれた人たちを裏切ってしまった。

俺にはもう他人と深く関わっていく資格がない。

他人を傷つけず生きていくことができない。

自分勝手な俺によって、人生が狂った人もいるかもしれない。

これまでも、俺に出会わなければ幸せでいれた人が何人もいただろう。

そう思うと、もう生きてることが嫌になった。

電車のホームで、このまま足を踏み出せば…と何度も思う。

しかし、俺が死ねば家族は悲しむだろう。

また自分勝手な迷惑をかけるのだ。

だから、これ以上、他人と深く関わったりしないことにした。

人一倍孤独になることが耐えられない自分にとって、それが一番いい。

関わらないから、自分を変えないわけじゃない。

これから今まで自分がしてきたことを振り返って、

改めていきたい。真人間に少しでも近づきたい。

でも、もう人を傷つけたくない。

昔見たアニメで「本当に大切なものは遠ざけておくのがいい」みたいなセリフがあったのを思い出した。

俺もそうしたい。

俺の悪いところは、自分の愚かさを忘れてしまうところだ。

人に触れ合っていると、自分もそれが許されている人間だと勘違いをしてしまう。

時間の経過にも、人の優しさにも流されずに

ずっと罪の意識を持ち続けるにはどうしたらいいだろうか。

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