実際のところ、嘘をつきまくって就活を成功させた人ってどれくらいいるのか気になる。
自分も面接の達人だの絶対内定だのの就活マニュアルを読み込み、それはそれは意識の高い就活生を演じるハメになって、嘘をついてきたけど、面接官に見透かされたのか嘘をつくのがヘタクソだったのか、ほとんど面接に通らなかったからなあ。
それで途中から開き直って、本音を若干オブラートに包んだような返答をするようになったら、徐々に面接に通り始めて、どうにか内定をもらうことが出来た。もう何年も前の話だけど。
面接で志望理由を聞かれたって、「家から近いから」「就活のイベントで勧誘されたから」「リクナビでたまたま目に入ったから」とか、もうそんな感じ。始めの頃は「業界における御社はうんたらかんたら、そして私はどうたらこうたら」と、それはそれは全く心にも思ってないことを延々と話してたわ。まあ考えてみれば、マニュアル通りに話せば、他の人もそんな話になるし、旗から見たら「ああ、コイツはダメだな」と思うよな……。
逆言えば、嘘付きが多いなら、案外本音路線で言ったほうがウケが良かったかもね。
だからまあ嘘ばっかりと投げやりになるなら、本音路線も悪くないかと。現に自分は本音路線で内定を貰って、今の会社にいるんだし。