マイノリティが弱い場合、それは差別や貧困の問題であり、人の尊厳の問題にもなる。
マイノリティへの配慮や分配を増やしていくと、マイノリティの問題は改善されていくが、ある時点からマジョリティが不満を持ち始める。
そしてそのポイントはマジョリティがマイノリティに肩を並べるほどでは決して無い。
マジョリティの不満はルールやマナーや宗教によってある程度抑えることができるが、限界はある。
マジョリティの不満が頂点に達すれば、最悪マイノリティを滅ぼすことさえある。
数という力をマジョリティが持っている以上、どうしようもない部分がある。
それぞれの立場から押し合ってバランスをとったつもりだったのに
片側の不満が限度を超えて揺り戻しが起きる、という状況が過去も現在も何度もあった。
正解はどこなの?落とし所はどこなの?
中立になれる人がまずいないし、中立だとしてもどちらの陣営にも属していない人はいないので結局中立とはみなされない。
落とし所はあるのかな。