げんごしんさく【言語新作 Wortneubildung[ドイツ]】
〈造語症neologism〉ともいわれ,語あるいは語の一部を合成して新しい語をつくること。これは個人的につくられた,すなわち私的な意味または音声をもった言葉であり,日常的な言語使用の規範からはずれている。臨床的には精神分裂病者にしばしばみられ,あるものは無意味であるが,あるものはわれわれの言語では適さない,病的な新しい体験を表現するためにつくられたものとして理解することができる。たとえばブロイラーによって報告された妄想患者は,幻覚によって影響される仕方を〈関係書類一式の道〉とよぶ。