俺は悲しい。とても悲しい。
それは何を隠そう、水辺のレジャーだ。
そう、また水辺のレジャーで日本国民が次々と命をなくしている。
なぜ君たちは座して死を待つのか。
毎年、毎年、毎年……。
あれだけ注意せよ、と言っても繰り返される悲劇。
彼らは青春を謳歌していたはずだった。そこには恋の予感もあったはずだ。
いつしか愛の花が咲き、少女たちは碧い海の中で大人になったかもしれない。
我々は何かを変えるべき時にきた。
我々は、水辺で遊ぶ、という野蛮な慣習を改めるべきなのだ!
だが、その利権のために数多くの死するべきではない命が失われる現実がある。
その現実に、目を背け続けていいのだろうか。
我々は戦うべきなのではないだろうか。
否、我々は戦う!