私は長い間、自分がコミュ障だということに悩んでいて、ちょうど東日本大震災が起きた年くらいから
コミュニケーションスキルを学ぶセミナーに通ったり、書籍を乱読したりした結果
目に見えるほどコミュ障が大きく改善した。これは周囲の評価が大きく変わったことから事実だと思う。
問題は、それにともなって周囲の人々のコミュ障ぶりが目につくようになったこと。
というより、世の中の大半の人たちは、自分たちが思っているよりコミュニケーションが上手くはない。
初歩中の初歩とでもいうべきミスをおかしている人々はかなり多い。
人間関係の基本はコミュニケーションスキルではないということだった。
私は改善したことで人間関係を良好に保つことができるようになったが、これは一種の付け焼刃的であって
物心ついたときから何となくで良い人間関係を保ち続けてきた人々にはどうしてもかなわないところがある。
結局、コミュ障というものは、単に勇気がないとか思いやりがないといった意識の問題だけではなく、
ある種身体的、本能的な部分に起因している部分が大きいのだろう。