先日、学生時代の友人と飲みに行ってきた。
彼女はイギリス人で、初めて会ったのは日本にやってきた留学生として大学で会った時だった。
その日は旅行で、オレのほうが彼女の近所まで遊びに来たので、ついでにパブで会ったというわけだ。
その時驚いたのは、彼女の周りには同性愛者が多いということだ。
何気なくそんな話になった。
彼女の友人のうち、8人がそうだという。
だとしても、友人はおろか著名人以外の同性愛者を1人も知らないオレからすれば別の世界の話に聞こえた。
さてこれは国によっての違いはどの程度あるだろうか。
男女によっての違いもそうだ。
カミングアウトしない(できない)者も含めた数にも差はあるだろうか。
そういった統計には興味はある。
しかしそれらは結局、今のオレにとっては別世界のおとぎ話であって現実味のある問題としての考察対象にはならないのかも知れない。
いわばレイシズムに対して無知な者が、自身の差別的な言動を「悪気はない」で片付け、反省どころか開き直ってしまうことに似ているようにも思う。