相武紗季と結婚した化粧品会社社長でさえ「一般男性」なら底辺の俺はゴミムシか、というようなネタを見かけたんだが、
いつのまに「一般」という言葉がこんなにもネガティブな意味になってしまったんだろうか。
そう言えば五輪エンブレム騒動のときにも、「一般国民」という表現に反発があって、「上級国民」という言葉が生まれたりしていた。
当たり前だが、「上級」の対義語は「下級」であり、「一般」ではない。
「一般教養」は「程度の低い教養」のことではないし、
「一般論」は「幼稚な議論」ではないし、
「一般相対性理論」は「特殊相対性理論」よりも難しい。
ごくフラットな表現として「一般」という語を使ったつもりでも、
「俺たちを馬鹿にしている」と受け取られて大炎上するのだから、
これはあまりにも恐ろしい「日本語の変化」だと思うのだが、
そのあたりのことを研究している国語学者はいないのだろうか。
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