だから熊本地震のニュースを見るたびに当時のこと、非日常に放り込まれた日々のことを否応なく思い出す。
電気・ガス・水道が全て止まり、水を貰えると聞けば水タンクを持って駆けつけ、食料を探しにクルマで段差だらけの街をさまよった。
とりあえず生きることしか見えていなかった日々。
でも、長くて一週間。
一週間したらある程度状況は落ち着くと思う。
「それどころじゃないよ」って多分思うだろう。自分もそうだった。
でも戻らなきゃなんないんだよ。
働いてお金を稼がなきゃなんない。
当たり前のことなんだけど、今の熊本の人にとっては当たり前じゃなくなってるから。
同僚みんなに声を掛けて、まずは会社に集まろう。
地震で会社が無くなっていたら、みんな力を合わせて仕事ができるように復旧しなきゃなんない。
家族のことも心配だと思う。水や食料やガソリンの調達で大変だと思う。
それでも働かなければならない。
動き出すのが早ければ早いほどダメージは減り、復興は加速する。
つらいけど、一週間たったら、どうか気持ちを奮い立たせて欲しい。