最初に書いておくと、「毎月100冊の本を読んでいます」というタイプに感心することはないと思う。月1冊、ゆっくり読むのも立派な読書だし、むしろそのほうが隅々まで味わえて、喜びが深いかもしれない。
「読みたい本どうやって探せばいいの?って質問」に対しては、
・自分の興味のある分野はなにか考えてみる
・興味のある分野で、自分が知っている人が著者の本をとりあえず読んでみる
と答えるしかないと思う。
コツは「適当」。
本は当たり外れがあるのが当然だし、今どきの新書が「「ブログにでも書いてろよ…」ってレベル」だと見て分かってるのだから、本を選ぶ勘は持っている。でも、手あたり次第に乱読していくと、勘がもっとついてきて、カスのなかでも面白そうなのが分かってくるものだ。
そのためにも、本選びは自分の興味ある範囲で「適当」「いい加減」にやってみたらいい。その後は芋づる式に広がっていくはず。
あと、気になったこと。
「理由無しに本を探して読める領域になってみたいもんでな」と書いてあるけど、「理由なしに本を探して読める領域」なんてのはない。自分に自覚はないかもしれないが、その本を手に取って読むのは、自分の中になにか理由があって読んでいる。その理由がはっきりと分からないだけだ。はっきりとすぐに答えが分からないことは、しばらくそのままにしておくと、そのうち答えが分かる日が来るかもしれない。
本を読みたいが何から読み始めればいいのか分からないというのは、具体的なきっかけさえあれば後は簡単だということなんだと思う。何でもいいから、一冊適当に手に取って買ってみれば。