危なかった
それで自慰に耽っていたはずが、一部のプレイを切り取った動画はわずか5分で終わってしまい目を閉じた。
すると脳裏にあの人の名前と笑顔が浮かんで慌ててさっきの動画をもう一度流した。
さすがに職場の上司をおかずにしてはいけないだろう。脳内で必死に私が私を叱咤する。おかずになんてしてしまったら、ただでさえミスをしているのに更にミスを重ねてしまうじゃない。
そろそろ このアマが!って思われてしまうんじゃないかと危惧しているのにこれ以上意識をしてはダメだろう。
動画をリプレイして満足するまでピンクのそれのスイッチを入れ続ける。
はあ、と息をついた頃また脳裏にはあの人の笑顔。
ダメだ。ぼやけてしまって上手く顔が思い出せない。その代わり少し高いような特徴のある声が脳内で再生された。
あの人も自慰の時には何かをおかずにするのだろうか。SEXの時には愛を囁きながら大事そうに奥さんを抱くのだろうか。
いいなぁ。せめてズリネタくらいにはしてくれたっていいのに。ほぼスッピンで色気も可愛さも出せない仕事中の姿しか知らないから無理か。でも自慰の最中に一瞬でも私が浮かべばいいのに。ズリネタにしてくれないかなぁ。