とある分野でそれなりに有名な彼は、結婚しないだろうと思っていた。
彼自身も、アラフォーで人生に不全感を感じているらしく。延々人生を流しているようだった。
が、先月の終わりに結婚していた。
あれ?
ちょっと色々考えた。彼のパパの死だとか、そういうこと。
でも、そんなこと関係無いだろうとも思った。
何も変わらないまま、ありえない結論が着ちゃったんだろう。そういうこともあるんかな。
どーしても信じられない。
俺だけが進んでないって思ってみたが。
どーだろう。
別に俺が進んでないわけじゃないし。
なんだろう。
同じ道ではないにしろ、孤独に一生を終えるはずだったあいつが居なくなった感じ。
でも、彼は彼なりに幸せを手にしたのかもしれないと思い直した。
「結婚したら、なんで幸せになってねと祝福するんだろう」って思ってきたけど。
他人と一緒に過ごすんですねっていう人生の伴侶っていう使い古された言葉だけど。
そういう感じで。一緒に旅する仲間を得たんだねってのを表しているんだと思った。
離婚率は33%とかだっけ。客観的に見れば紙切れ一つなんだろうが。
それはそれで、「門出」って意味があるんだろうねって。思った。うまくいかないならソレも人生だろうと。
俺は俺の道を行くだけだが。
そうかー。彼にもそういうこともあるのかー。