2015-08-29

犬がこの世からいなくなり

牛が代わりに飼われるという未来が来たら、

どうなるだろう。

一人暮らしの未婚女性が、寂しさを紛らわせるために、

牛を飼ったりするのだろうか。

朝は、牛に顔面を舐め回されて、起こされるのか。

帰宅すると、牛がシッポを振って飛びかかって来るのだろうか。

会社で嫌なことがあった日は、玄関を入ってすぐのところで

「私の事分かってくれるのは、モーちゃんだけだよ」などと

牛の顔を軽く両手で押さえながら言うのだろうか。ハイヒールのままで。

スーパーに並ぶペットフードの缶詰はとても大きくなるだろう。

専用の缶切りも必要だな。

「♪ウシのき・も・ち」というCMテレビで流れるだろう。

第一、屋内で飼うには場所を取り過ぎるか。

マンションでは飼えないかな。

「また牛なんか拾ってきて」

「こ、これからはちゃんと、しゅ、宿題もするよ。い、家のお手伝いもするよ。だ、だから〜」

ダメものダメです。空き地段ボールの所に戻してらっしゃい」

といったやりとりをする親子も出てくるのだろう。

逆に「牛OK」の物件も出てくるかもしれないな。

牛の散歩に行っても、フンの始末をしない不心得者の飼い主もいるに違いない。

牛のフンってとてもでかいんだろうな。そしてホカホカなんだろうな。

から「ウシのフンお断り」の貼り紙が町のあちこちの電柱で見られるのだ。

渋谷駅前には、待ち合わせスポットの牛の銅像が。

う〜ん。楽しくも何ともない光景だなあ。牛だもの

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