ネットには「はい、論破。」という言葉を使うことが大好きな人種がいる。
彼らは議論の仕方を知らないばかりか、意味不明な詭弁を繰り出し何が何でも自分が正しいと思い込もうとする。
そして詭弁を指摘しても「いやそもそも◯◯」という感じで否定から入り、圧倒的な誤謬の数々で偽から全てを導き出す。高校で数学の授業を受けたものであれば「P→Q」でPが偽の場合これはQに関わらず真になるということを教わると思うが、論破マニアはこれを知らない。
彼らはなんでそんなに論破が好きなのかを考えてみた。ここからは個人の想像に過ぎないが、論破マニアは満たされない日常を送っているのではないか。つまり現実世界では圧倒的にloserなのだけれども、ネットの世界くらいでは誰かに勝って優位に立ちたいと願う哀しい人々なのではないだろうか。今後ネット上で「はい、論破。」と言ってくる人に出会ったら「よしよし、君は偉いね。頑張ってるね。」と褒めてあげよう。