二、三ページ読んで「あ、駄目……」と思った。
古い文豪を気取ってむやみに堅苦しい文を書いている又吉は見込みが無い。
太宰に影響を受けたというなら、そんなコスプレ文体を頑張るより、
読み手の生まれ育ちによって解釈がきれいに二分される騙し絵的な表現に挑んだらどうだ。
読まずに叩くなという意見があるが、読まずに叩いてもいいんだよ。
芥川賞は長らく有名無実のままであり、候補作がどれも低級なのは自明のこと。
わざわざ読む必要は無いし、読まなければわからないのはただの間抜け。
芥川賞の長所といえば無名の新人作家を売り出してあげられることぐらいだが、
又吉はお金と知名度に恵まれた芸能人でありながら、インテリの箔を得るために