2015-05-02

彼氏アボガド寿司を好きだったから別れた

あんなの寿司じゃない!腐りかけのかっぱ巻きよ!

叫びながら、彼のキッチンでさっと伊勢海老を握って投げつけてやりたい気に駆られながら聞いていると、

ワサビ醤油で和えるとネギトロの味になるらしいぞ。

アボガドもいいけど、炙りサーモンもいい。マヨネーズをかけて食べるのが一番」

と言うので気が遠くなった。

私は寿司屋の娘だから寿司思い入れが強すぎるのかもしれないけど・・・

彼は本当にいい人で、優しくてイケメン大学もいいところに通ってて、ちんちんも20センチあるけど、

彼がアボガド寿司マヨネーズをかけている横で、プリン醤油をかけて、

「本当にウニの味がするのかな~?」

と言っている自分の姿が脳裏をよぎって、もう無理だった。

そのまま何も言わずに部屋を出ようとすると、

「どうした急に」

と言って引き止めるので、

寿司マヨネーズをかける人と同じ空気を吸いたくない。

もう会わないし、見かけても声をかけないで」

と真顔で言ったら

たか寿司くらいでなんだよ!」

逆ギレしてきたので、

あなたにとっては、たか寿司、でも、私にとっては人生の半部が寿司なの!

あなた寿司を抱いて寝てたようなものなのよ!」

と怒鳴りつけて、逃げてきた。

アボガド、炙りサーモンマヨネーズのどれかひとつだけだったら耐えられたかもしれない。

けどみっつは無理。

男ならやっぱりトロウニのような高級ネタをきっちり押さえつつつ、

コハダや生サバのような光物を嗜む粋さを見せて欲しい。

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