■途方にくれる
先週末に同期の子が亡くなった。
まだ30歳にもなってなくて、小さな子供が二人。
旦那さんは震える声ながら気丈に挨拶をし
友人、知人たちは涙を流していた。
死を目の前にしたときしか生を感じられない。
あと2ヶ月で32歳になる。
仕事はそれなりに順調でキャリアも形成されつつある。
休日はお友達と遊んでそれなりに充実している。
恋人はいないけど。
漠然と
いまが一番幸せなんだろうな、と思う。
自分の葬式を思い浮かべてみる。
好きだった音楽が流れて、
大好きなあの子達が私の顔を覗き込んで
涙を流しながら「寝ているみたいだね」と言う。
好きだったあの人も来てくれるだろうか。
両親、妹を残すのはすごく辛いけれど。
幸せだ、と思えるうちに死にたいと思うことは
ひどく我儘だと理解しているけれど
これから家族を作らないまま歳をとることを考えると
いまここで終わったほうが、と思う。
それでも生きていかなければならないと思うと
果てしない荒野に立っているような
やりきれない気持ちになるのはなぜだろうか。
未来に希望を持てる歳では
なくなってしまったことがただただ悲しい。
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