2015-02-07

2歳児にチョコレート効果(95%)を与える

子供チョコレートという言葉を覚えてしまった。

どうやらおいしいものだということも知っている模様。

もちろん与えるつもりはない。原材料の先頭に砂糖が来る食品なぞ、虫歯を作りに行くようなものだ。

いずれは世間を知るために解禁するが、今はまだその時ではない。

しか子供は折に触れて「チョコレート!」と喋る。

そこで少々悪戯心が芽生えた。99%カカオを与えることにしたのだ。苦くて不味いものだと思い知らせるのだ。幻想をぶち壊すのだ。

99%カカオはかつて販売されていたチョコレート菓子で、名前の通り成分のほとんどがカカオマスという代物である

発売当時は苦くて不味い粘土様物体として世間を騒がせたものだ。ちなみに私はけっこう好きだった。

そう、かつて販売されていたのだ。現在、探した範囲では99%カカオ発見できなかった。

次善の策として95%チョコレート効果を与えることにした。99%より若干口当たりはよくなっている気はするものの、やはり苦い物体である

から出して与えると大喜びで口に入れた。親はすぐ吐き出すと予想していたのだが、なんとニコニコおいしそうに咀嚼しているではないか。

おおースゲーと思って観察していたら、口の周りにジワジワとチョコレート色の唾液が滲み出てきた。

どうやら飲み込めない様子。ゴミ箱をあてがってやったら吐き出した。そしてやっと苦そうな顔をした。

牛乳を飲ませてトマトを食わせて口の中をリセットさせてからチョコレートおいしかった?」と訊いたら返事は「うん」だった。

面白かった。

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