インターネットを始めた頃から、浅はかな私は画面の向こうに人間の熱を感じなかった
だから、ネットで楽しそうなプライベートを晒す人にはまるで自分と同じ生き物ではないような感覚になり、壁を感じていた
同級生や前の職場の人の名前を検索すると、ツイッターが出る時代
私は元々特定の人のブログを気に入って読んだりするので、人の生活を覗き見るのが好きなのだが
それで受けるショックもある。
周りの同年代が、息を吐くように言う 死にたい とか つらい とか
そんな負の言葉を 日常生活では鬱陶しがり、聞き流していた自分だが
よく見ると、切実に 今ある負 をつぶやいていることもあるのだ。
自己顕示欲は誰にでもあるはず
それを上手く消化できない 消化方法を親に教わらなかった人は
きっと周りにたくさん人がいないと、気が狂ってしまうだろう。
私は、人と群れて、金を使って遊んで呑んで、それを記録して、忙しいやつらだな
一人になる時間が少ないから、きっと何も考えないんだろう と思って決めつけていたが
やっぱりそこに負は居た。