「神という概念」をキリストっつーおっさん及び聖霊っつー謎のゴーストと同じ級位にに「落とし込んだ」という意味でキリスト教とイスラム教の神が同じといっても本質的に全然ちげーだろーっつー話であり。
「神という概念」という話をしているんじゃなくて,「本当に実在する(とキリスト教徒とムスリムが信じる)神」が全く同一の神なんだよ。
本当は実在しないと思うから,「AとBそれぞれが神について信じている内容が違うから,それぞれが信じている神が違う」という発想になるけど,それこそ「異教徒が勝手に他人の神を語るべきではない」というやつだ。
キリスト教徒とムスリムはいずれも世界を創造した唯一全能の神が実在していると信じていて,それが「アブラハムやモーセを導いたあの神だ」と理解しているから,「イエスが神の子かどうか」とか「ムハンマドは神の預言者かどうか」といった点について意見は違っても,同じ神を信じているという点では,意見が一致してるの。
だからキリスト教徒とムスリムの間では「異教徒が勝手に他人の神をかたるべきではない」という規範は成立しないの。お互いに「相手の神」が「自分の神」でもあるから。