1986年にチェルノブイリ原発事故というのがあって「原発止めよう!」という運動が大変盛り上がった。
色んなアーティストもチェルノブイリを取り上げた。ブルーハーツも歌にした。( http://youtu.be/BGL89yXQ0Jo )
広瀬隆の《危険な話》( http://www.amazon.co.jp/dp/493814008X )は随分と話題になって、講演会といえば長蛇の列だった。
反原発運動が盛り上がった1980年代後半から1990年代前半にかけてね「原発どうする?」って話を散々やってんの。
でもいつの間にか反原発ブームは去り、原発どうするかの結論はウヤムヤになり、結局 原発推進したんだよね。
いままだ記憶も鮮明で「脱原発!」って言ってるけど、どうせ記憶が薄れたら言わなくなるでしょ。
そこをウヤムヤにしないで、きちんとやって欲しい。
特に気になるのは、今回の脱原発は「恐怖心」から言ってるよね。
すごく色々と考えた末に「脱原発しかない」と決断したわけでなく、「原発、こわい、こわい、脱原発!」と言ってると思う。
3.11は戦後はじめて首都圏が被災した大規模災害。だから多くの人が原発災害を実感できた。
それで「降りかかる火の粉は払わねばならぬ」とばかり「脱原発!」って言ってるところがあると思う。
でも、恐怖心は薄れるよ。