2014-12-08

私は何者にもなれなかった

最近自分はとるにたらない存在だなあと考えては落ち込んでいる。

学生だった頃は何者かになれるかもしれない、と淡い、漠然とした気持ちをもって

自分、まだまだ捨てたもんじゃないさ、と思っていた。

今ではちょっと自信をなくしている。

仕事はいい。まだ始めたばかりだし、これからなことだから

ただ人間関係とか、そういう人と自分と、といったことを考えると

そこなしの孤独に突き落とされる思いがする。

友達とは毎日顔を合わせない。

朝起きて、ごはんを食べて、仕事に行く。

働いて、夜七時くらいには家に着く。

朝は○時に起きなくちゃいけないから、×時には寝ないと。

ごはんを食べて風呂に入る。

家族と話す。

こうしたことを繰り返していくと、限られた人のつながりのなかで生きている自分自覚する。

私は一介の労働者だ。

たぶん、私が働くことをやめてどこかに消えてしまっても何も変わらない。

友達と顔を合わして、とりとめもないことを話して楽しくやっていた頃は

生きることは有意義ことなんだと思えた。

毎日会社に行って、帰るという生活を送る今じゃあ

なんだか自分透明な存在になったような気がして、生きづらい。

私は何者にもなれなかった。

何者かになれるものだと、疑いもなく信じていた学生時代が終わって

目が覚めたみたいだ。

私がいなくたって、世界勝手に回っていくんだ。

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