「問題」視されたのは、50年代は主に暴力表現で、80年代は成人表現。
2010年代も成人表現だと思われがちだが、よく調べると「画風」が槍玉に上げられていることが分かる。
だから「二次絵は性的表現でなくて~」では、対応にならない上に成人漫画界を敵に回すし、ゾーニングで切り抜けられるというのも若干的外れだ。
これに似た事態は120年前の小説否定と見るのが近いであろう。
1890年代を調べると、「小説という安易な表現が普及することにより、漢文への興味が薄れる」ことを懸念したもののようだ。
2010年代の二次元規制論は、この120年ぶりに起こった「媒体」や「内容」ではなく「表現哲学」の復興運動への反動かもしれない。
1920~映画批判 1950~悪書追放 1980~成人漫画 2010~二次規制 漫画など文化への風当たりはだいたい30年周期で強まり一度表面化すると5年は続くようで
さらに遡ると、1890~の小説否定も挙げられる。 「問題」視されたのは、50年代は主に暴力表現で、80年代は成人表現。 2010年代も成人表現だと思われがちだが、よく調べると「画風」が槍...