2014-06-05

遠足で持参の水筒担任教師に捨てられた記憶

本格的に暑くなる今くらいの季節。毎年思い出す。

小学校の頃、遠足水筒を持参することになった。

当時の自分喘息持ちであり、体力もないほうであった。

それなりに体力を消耗する遠足はいつも足手まといだった。

母親心配し、せめて脱水症状だけは気をつけるようにと水筒はいつもポカリスエットを入れて持たせてくれた。

その遠足は別クラス担任が何故か引率を努めることになっており、それが悲劇を生んだ。

遠足当日、現地につくなり、その担任

「糖分が含んだ飲み物はすべて禁止。」とか急に言い始めた。

クラス全員に動揺が広がった。もちろん自分もだ。

事前に渡されたプリントには一言もそんなことは記載されていない。

水筒の中身にポカリスエットなどの甘い飲み物を入れてきた人は挙手するように」

自分は挙手した。ウソはつきたくない。

この教師はしょっちゅう説教をすることで嫌われている教師であった。

意味のわからない説教でも、しかたなしに受けようと観念した。

しかし、周りで手を挙げているものはひとりもいなかった。そんな馬鹿な。

前回の遠足では結構な人数がポカリスエットやらジュースを持ち込んでいたはずだ。

担任自分のところにくると、水筒を取り上げた。

説教が始まるのだろうと観念したとたん、水筒の中身をすべてぶちまけてしまった。

そして自分水筒を渡しながら「次からは気をつけるように」とだけ言った。

意味がわからなかった。

その後は語るまでもないが、水筒のない遠足楽しいはずもない。

自分以外にもポカリスエットやらジュースやらを持参したものは当然いた。

彼らは中身を隠して、上手く飲んでいた。

当日は湿度も高く、汗ばんだのをよく覚えている。実に美味かっただろう。

その担任の信念では「甘い飲み物 = 甘え」であり、遠足には持参することが許されぬ飲み物だったのだろうと思う。

当時も今もそう考えている。

またそれが当時の教育方針の主流だったのかもしれない。

しかし、いくらなんでも適当すぎやしないだろうか。

前説明がない。

なぜ捨てたのか、後々の教訓になるような説明をしない。

自主申告のみで、ずさんなチェック。

あの時、しっかりと理由を説明してくれれば、きっと 20 年以上経った今では思い出すことはなかっただろう。

同じような目にあった人は、当時いたのだろうか。気になる。

もしいたとして、ちゃんとした説明を受けていた方は教えて欲しい。

教師を恨む気持ちはない、ただ納得したいだけだ。

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