2014-05-23

人前で○○○をした話

私は舞台演劇なんぞをやっていて、毎週劇団稽古があった。

主に最初エチュードエクササイズ、のちに台本読みに入っていく。

一応教えてくれる先生も居て、それなりに楽しくやっていた。

ある日のエクササイズで、「○○をしながら○○をする」と言うお題を前の人からもらい、

その指示通りに演技をし、次の人に声をかけられたらお題を振る、と言うものがあった。

まあ、一種の遊びのようなものだ。

2グループに分かれて行ったのだけど、最初グループ男の子が、

「団子を食べながら卑猥な事をする」と言うお題を振られていた。

そして彼はおもむろに右手で団子を食べながら、なんと左手オナニーを始めた。

マスをカキだした。

ちなみにイチモツは出していない。エアオナニーである

「彼、いつも左手でするんだ…」と、笑いながらほのかに思っていた。

ここまでは良かった。

ちなみに劇団と言っても、一応それなりの大きさの劇団であるので、

公演に出られるか等と言った審査で、稽古には上層部も見に来ている。

そんな中、私のグループの番が来た。

前の人が話題を振られ、そして声を掛けにいき、いよいよ私の番。

時計を修理しながら、卑猥なことをする!」

前のバカはこう叫んで、袖の方へと消えていった。

前を向いた私は先生と、同期の皆と、上層部の顔を見て、ああ、ダメだと思いつつ、

右手時計を修理するフリをしながら。



左手オナニーをした。

マスをカイた。

出せるイチモツはそもそもないので、エアオナニーである


笑いの基本、天丼・・・

この日ほど、大阪で生まれ育ったことを恨んだことはない。

先生と同期は爆笑していたけど、上層部はさすがにドン引いていた。

お偉いさんの前で堂々とマスをカイた彼と私は、果たして役はもらえるのでしょうか。

そして少し開花してしまった私のマスカキへの興味は、誰が受け止めてくれるのでしょうか。

色々考えながら、今日稽古に向かいます

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